さんぼ、144陸ガン開封する(改定)

豚バラから流れ出た油をTシャツの布に染みこませると、あ、さんぼです。こんにちは、こんばんは、イボラチ!ポケットティッシュの如く名刺をばら撒ける人は尊敬します。つい「もらっても邪魔だよな」等と思って機会を逃しがち。

陸戦型ジムをレビューしたこともあって、折角なので陸ガンについても合わせて書いておこうかと思います。ニコイチにしたりするときに参考にして頂ければと思います。
今回は製作代行のご依頼の過程で調達したキットを開封したついでに見てみました。

あ、追記ですが、製作代行をご依頼のお客様は、画面左メニュー「外部リンク」欄から「ご依頼・お問合せ」の入力フォームをご利用頂けると助かります。では行きましょう!



BANDAI 1/144SCALE HGUC
RX-79[G] GUNDAM GROUND TYPE
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売希望価格:\1600+TAX
総パーツ点数:171点+シール二枚(内未使用パーツ11点)
総 合 評 価:これから


ご存知の通りOVAでシリーズ展開した「第08MS小隊」に登場した陸戦型ガンダムです。ミリタリー要素を強く意識した作風で、特にリアリティーを追求したメカ描写が特徴的でした。所謂土臭い作品です。
この陸戦型ガンダムもその流れ組んでいるのか、重力下での運用を想定した設計で、過去にないほど質実剛健なデザインとなっています。
早速開封してみます。



■レビュー

■項目
□ストレート組
□頭部
□胴体―胸部
□ウェポンラック
□肩
□腕
□腰
□脚
□脚―大腿部
□脚―脛
□足
□武装―マシンガン
□180㎜キャノン
□ビームサーベル
□ショートシールド


□ストレート組

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組み立ては約100分ほどで終わりました。後で合わせ目を消したり、ペーパーがけをすること前提に、ゲートを切り飛ばすだけで組み立てれば二時間以内で作業が終わります。

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関節や武装の一部がABS製になっているので注意が必要です。この頃はパチ組派ユーザーに良かれと思ってこう言う仕様にしていたようですが、大変評判が悪かったために最近では殆ど使われていません。

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ABSはトイガン等で多用される粘りのある頑丈な樹脂ですが、塗装し辛いとか、専用接着剤が別途必要とか、粘るせいで加工し辛いとか色々問題もあります。


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本体と、劇中に登場した連邦軍標準の100㎜マシンガンと長砲身の180㎜キャノン砲と言った火砲に加えて、ビームサーベル二振りが付属し、180㎜キャノンを格納する武装コンテナもセットになっています。
作中に登場したビームライフルやロケットランチャー等は付属しないので、旧キットとか同シリーズのブルーディスティーやEz-8から移植するしかありません。


□頭部
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ズングリむっくりしていいて、旧キットの方がスマートですね。首は一体成型のポリキャップ製ジョイントで胴体と繋がっています。このジョイントは同時期のキットでは多用されたパーツなので、破損や紛失でメーカーに請求する場合は違うキットの物を流用しても良いかと思います。
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ちなみに顎と目の赤いパーツを上下に分割すると、組み立てた後で顔の正面から目をはめ込むことが出来るようになります。


□胴体―胸部
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前後2ピースの胸郭で、左右肩、首のジョイントと腹部を挟み込む形となります。襟のディティールは一体成型なので、側面に合わせ目ができます。
腹部も胸郭で挟み込んで固定するので、綺麗に塗り分けるには後ハメ加工が必要です。↓写真のように、胸郭側の溝にスライド装着するためのでっぱりを切り落とすと下からハメ込むことが出来るようになります。

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腰椎のポリキャップは固定された仕様ですが、PCを抑えこんでいるリブをカットすると可動化できます。
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うーん、出来た隙間はなんやかんやして上手いコトやりましょう。ちなみに今回のご依頼ではポーズ固定と言う事なので、ワンオフの一体成型ジョイントパーツをスクラッチしてハメ殺しにしました。


□ウェポンラック
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背面は武装格納用のコンテナを取り付ける武装ラックになっています。ラックの側面には目立つ合わせ目が出来ます。今回の個体ではパーツの噛み合わせが極端に悪く、0.3㎜ほど段差が出来てしまいました。


フォークリフトの様に伸びた上下合計四本の爪でコンテナを固定します。通常の機体のようなバックパックは付いていないので、短距離の跳躍しか想定していないのかもしれません。その代りに、コンテナを搭載したことで「予備弾薬や武装を携行できるので、連続した作戦が可能になった」と言う設定だそうです。


□肩
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肩アーマーは上腕部を前後から挟み込む2ピース構造です。合わせ目の位置が工夫されているので、スジ彫りを追加して後ハメ加工をすることができます。


□腕
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肩(三角筋辺り)はポリキャップを挟む3ピース構造で、上腕部のパーツにABS製関節パーツを介して連結し、ABS関節パーツを前腕の前後パーツで挟み込んで手首へと続きます。
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手首は外φ3.5㎜のボールジョイントになっているので、ビルダーパーツ「MSハンド」を無加工で取り付けることができます。
プロポーションから考えると「連邦軍用Sサイズ」が丁度良いかと思いますが、Sサイズだと武装のグリップが結構タイトな組み付けになる事があるので注意が必要です。


因みに写真のパーツは、組み込み済みの純性付属パーツから下に向かって、「ビルダーパーツシステムウェポン付属品」、「MSハンド連邦軍用」、「MSハンド連邦軍用小」となります。

□下半身
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下半身のギミックは立膝が出来るかどうかを決める重要なポイントです。陸ガンでは問題なくクリアしてくれています。素晴らしい下半身です。


□腰
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腹部パーツとはポリキャップで連結され、サイドアーマー、フロント、リアアーマーに覆われたABSパーツ製ボールジョイントの股関節を介して下肢へと続きます。股関節は左右にスイングして可動域を確保していますが、両脚を接続した状態で腰に接続すると若干干渉して作業がやり辛いです。

フロントアーマーは最初から独立可動化されています。正直言うとこういう事はしなくていい……。サイドアーマーは100㎜マシンガンの予備弾倉を取り付けることができます。


□脚
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一番重要なのは、プロポーションや可動域に影響する“足の長さ”と、”膝関節の可動域”の二つですが、流石に無加工で立膝ができるだけあってよく曲がります。

□脚―大腿部
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大腿部は前後2ピースの装甲で股関節用ポリキャップとABS製膝関節を挟み込みますが、分割線が工夫されていているので目立つ場所に合わせ目は有りません。

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フロント・リアアーマーで隠れる位置に分割線があるので、多少ディティールアップをしてやれば殆ど目立たなくなります。


□脚―脛
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脛は関節パーツを前後左右から挟んで固定しますが、パーツ分割が工夫されているので合わせ目消しをする必要はありません。ポリキャップのボールジョイントで足を接続します。

脹脛外側にはビームサーベルラックがあります。一応内部メカがモールドで再現されていますが、ハッチの裏側には何もありません。

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ABS製の膝関節には分割線(赤線部分)が出来ますが、片側に寄せてあるので、スジ彫りを追加して目立たなくすることができます。




□足
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ポリキャップを左右から挟み込むABS関節パーツに、靴とアンクルガードを接続する構造です。ABS関節パーツはガッツリ前後に分割線が入るので合わせ目の処理で苦労しそうです。(写真↓を参照)
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アンクルガードも左右2ピース構造で合わせ目が正面に来ますが、こちらは配置が工夫されているのでスジ彫りを追加して目立たなくすることができます。
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爪先の可動域は35度程度と言ったところでしょうか?結構曲がりますね。


□武装―マシンガン
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強いのか弱いのかよく判らない八洲重工製100㎜マシンガンです。マガジン以外はABSパーツ製です。

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バレル、本体、フォアグリップ、ストック、マガジンで構成され、本体は左右モナカ合わせになっているので、本体中央やや左寄りに分割線が入ります。

作中では、至近距離ならザクの装甲を紙の様に貫通してあっという間に破壊してしまいます。


□180㎜キャノン
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長射程に対応した180㎜キャノン砲は、スチロール製になっています。
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本体、マガジン、バレル、フォアグリップ、可動式グリップで構成され、バレルは本体から外して2分割して分解する事ができます。
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分解して武装コンテナに格納する設定もそのまま再現されています。コンテナ内部もモールドがしっかり入っていますね。分解して格納したりすると、日本軍の二式小銃とか思い出しますね。


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ひっくり返すと、底面に合わせ目が出来ています。格納のために分解できるので、処理作業はそこそこし易いと思います。
しかし……こいつはライフリングとかどうなってんでしょうか?
見た目からは射程が50kmはあってもおかしくない口径をしていますが、劇中の描写では陸ガンのFCSや照準装置は10km以上離れると役に立たないようです。ホールパンチャー的な装備なのでしょうか?


□ビームサーベル
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こちらは連邦軍が開発した装備の中で、宇宙性器史上最も凶悪な用途のために開発されたビームサーベルです。スイッチを入れるとジオンの女性兵士と混浴することができるという優れた兵器です(^ω^#)

グリップにクリアパーツを刺し込む2ピース構造になりました。ハンドパーツとの一体成型品も大変雰囲気があって良かったのですが、まぁこんな装備はイチイチ組み立てなくても良いでしょう。


□ショートシールド
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L字型のジョイントを経由して左前腕部に固定する仕様です。ジョイントは他キットと共通になっている物もがあるので簡単に流用が可能です。
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後発の陸戦型ジムと比較するとだいぶシンプルな構造ですが、無理やりリーチを伸ばすギミックは別に要らないんじゃないかと思ったり思わなかったり。
格闘戦よりは、地上部隊の突入口を確保するための、破城槌として使う事の方が多かったのではないかと思いますが、おそらくその際には伸びるギミックの評判はかなり悪かったに違いないでしょう。

すぐ壊れそう



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かれこれ10年以上前のキットですが、「プロポーションは作る人の好み次第」と言って良いぐらいよくできているので、修正しなくても問題は無いと思います。旧キットの出来もなかなか良かったんですが、こちらも良くできています。

可動範囲も広く、何の改造も無しに綺麗な立膝ポーズを取らせることが出来るのも嬉しいですね。爪先も曲がるので、ジオラマ等で力強いポーズを取らせることもできそうです。

ネックはやはりABSフリーではない事と、襟や足関節等の複雑なディティールが一体成型になっていて合わせ目がある事です。合わせ目の処理がし辛いのですが、設計が古いので仕方りませんね。

価格帯の都合もあってか、作中で多用された武装の一部が付属していないのも残念でした。せめてビームライフルぐらいは欲しかったですね。幅広いシーンを演出するためには新旧キットを混ぜて使う必要があります。

全体的にはそれらの欠点を含めても概ね良いキットなのではないでしょうか。


以上です!ではまた!

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by sanbo_cho | 2017-06-20 00:28 | 模型―レビュー | Comments(0)

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by さんぼ@塗装済完成品売却・納品完了