正しい魚の食べ方をすれば野良猫が漁ってる魚の残骸になる

 
 三日月の頂点を結んだ延長線上はそれぞれブラックサンボ―です。どうもこんにちは。腱鞘炎っぽい変な手の筋の痛みは殆どなくなりました。



 前回のジムコマンドに続いて、今回は恒例になりつつある簡単フィニッシュで一体仕上げて見たいと思います。基礎トレーニングにはもってこいなので。

 今回使用したキットはこちら!出ろー!!ガンダァァァァァム!


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HGFC1/144「GF13-NJ17 G GUNDAM」


  簡単フィニッシュガンダムファイターシリーズの真打登場となるのはネオジャパン代表ドモン・カッシュのマシーンことゴッドガンダムです。シャイニングガンダムの後継として出てきた機体ですが、前作よりもシャープでスマートなデザインは後継機に相応しい洗練されたイメージを醸し出します。放送当時はRの効いた曲面構成のデザインがF91を始めとして多かった時代ですが、その例に漏れることなくこちらも全体を包み込む流れるようなボディーラインが、いささか粗削り気味なドモンとは対照的だったのを覚えております。

 さて、今回は前々回のノーベルガンダム同様、レースマシンとしての小奇麗さと共に、ガシガシ動かして遊べる簡単フィニッシュでシンプルに且つ大胆に行きたいと思います。大胆にってのは無理かもしれませんが、勢いで書いちゃったのでそのまま行きます。



■キットチェック

 ボックスアートは1/144シリーズ共通のシンプルな、と言いたいところですが、なんですかこの喧しい感じは。Gガンだけ物凄い勢いを感じるのは自分だけでしょうか。気のせい?
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 中身はパーツが結構多いのが気になります。なにせ素手で殴り合うのが基本なのでウェポンはビーム刀と替えの手だけなのに、どういうわけか価格が2000円に手が届きそうなのですから、この分量も頷けます。

 中でも注目したいのは、昨今のガンプラシリーズにはだいたい入っているABS樹脂製パーツがGガンダムには一切入っていない点です。バンダイのキットはあまり気にしなくても良いですが、ABSは粘りがあって強度が高い反面、混合されている樹脂の比率次第で塗装すると割れる可能性が出る脆弱さを持っているため、コトブキヤやウェーブ製品で同様の樹脂が使われているとき塗装は溶剤テストを行ってからでないと危険極まりないのですが、Gガンダムはそんな七面倒臭い心配や工程は0という潔さです。初めからこうしてくれよ。

 そして何と言っても凄いのが可動範囲の広さ。クリアランスが最大のネックとなるガンプラにおいては、ポージングはMGやRGに匹敵する自由度の高さを誇ります。かなり柔軟にガシガシ動かして遊べるガンプラの魅力をいかんなく発揮できます。

 更にパーツ構成や色割りも非常に工夫されていて、量は幾分多いですが難易度は低めに感じます。インストだけでは解りにくい合わせ目消しの箇所は、頭部、胸部、肩、腰、股関節とこれら左右合わせて7カ所のみ。股関節と腰に到ってはほぼ隠れて見えないので処理しなくても見栄えにさして大きな影響はありませんので、気になるなら消す程度で良い感じです。
 やはり第二次プラモブームが下火になってから放送された作品だけあって、後発になると手軽さが売りになっているんでしょうかねぇ。ジムとかザクに比べると大分作り易い気がいたします。

 さて、今回はシャイニングガンダム、ノーベルガンダムに続いて簡単フィニッシュにて仕上げを行い、最低限の合わせ目消しと基本工作、そしてパーツ分割では再現されなかった色割りを塗装で再現してやろうと思います。

■組立
□ストレート組
 1/144にしてはパーツの量が多いので時間は掛かりますが、なるべく目立たないところにゲートが来るよう配慮されているようなのでテキパキと作業が進みます。左右対称のパーツが多いので慣れるとスピードアップが出来ます。
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 ニッパーでゲートを少し残すぐらいで切ってランナーからはがし、棒ヤスリとタミヤフィニッシングペーパー#600→#1200で処理しました。曲面にはコトブキヤのモデリングサポートグッズシリーズからスポンジヤスリを使って処理してやり、ラインを崩さないようにしています。ちなみにスポンジヤスリですが、中身は3Mの製品なのでホームセンターに行けば半分ぐらいの値段で入手できます。タミヤのフィニッシングペーパーも金属加工用耐水ペーパーなので同様に入手できますが、タミヤ製品はホームセンターの品より若干精度が高いので使いやすさは上です。値段と性能のバランスが優秀。
 
 ゲート跡やパーティングラインの処理を行い、合わせ目けしを行う箇所の差し込みダボを斜めにカットして一度ストレートで組んでみました。
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 どうですか、このプロポーション!凄いですね。ガンプラの進化を肌で感じさせられます。

 肩は大きく前に入りますのでアクションの迫力も倍増です。これは5000円もする香港ドラゴンモデルのアクションドール用ヌードボディーにだって出来ない芸当です。もちろんウチに居候している米レンジャーのビリー一等軍曹殿にだってできません。







■合わせ目消し&基本工作
□胸部
 インスト通りに行くと最初にこれをやるのは胴体の胸部になります。このパーツはお腹の赤い部分が別パーツなのですが、もし塗装する場合に後ハメ加工するなら少しの工夫が必要です。溝をスライドさせて胸部前パーツにはめ込むようになっているので、赤いパーツの実溝の上を削り落としてスライド装着を解除してやると良いです。胴体の差し込みダボにリンクするリングは最初から上半分が切ってあるのでそうやって対処してくれってことなんでしょうね。これが凄い。
 合わせ目けしに使用したのはグンサンのリモネン系流し込み接着剤。最近タミヤからも発売されました。

□頭部
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 合わせ目けしの前にブレードアンテナを少し細工。ガンプラのアンテナはけが防止のためにプラの溜まりで先端付近が太くなります。これを削り落としてカンナ削りを行い、アンテナを少しだけシャープに仕上げてやるとカッコヨクなります。
 次は合わせ目けしですが、ガンダムシリーズ最大の難所である顔の塗り分けが、組み上げてしまうと奥まっていて非常にやりにくいので、先にペイントを程してから組み込んであげます。
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 目玉のセンサーはいつも通りタミヤカラーのパークグリーン。シルバーにクリアグリーンのオーバーコートでメタルグリーンにしても良いでしょうし、思い切って蛍光グリーンでも。どちらもないのでパークグリーンでいきます。周りの縁取りはMr.カラー艶消しブラック。













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□肩
 肩はショルダーアーマーに合わせ目がありますのでこちらも処理。後の塗装が面倒くさい場所ですが、予め影塗装用塗料で裏側を塗りつぶし、合わせ目けし作業を行った後に、塗装の段階で外側を予めマスキングして塗装してから、エッジ部分にはみ出た塗料をインストに従って塗料を除去すると綺麗に仕上がります。




□腰
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 腰にも若干合わせ目があります。あとは大腿部上部の股関節は大腿部と独立して左右にねじることができますが、このパーツに合わせ目があります。他のパーツは分割によって合わせ目が自然な位置に来るよう配慮されています。至れり尽くせり。イタリアのイタレリにも同じことが言えると良いですね。完全なダジャレですが。主にウォーバード。

 合わせ目けしにはリモネン系接着剤を使用しただけなので、乾燥のため一週間ほど放置してやりました。経験上実際は半分ぐらいでも大丈夫ですが、慌てても仕方がないので放置してあります。三分クッキング的な「はい、ここから5時間程煮込みます」「三分ーッ!!」っていう出演者と視聴者のやり取りはつまり放送時間が3分というだけなのです。

 ここではすでに乾燥が終了した物にヤスリを当てて行きます。

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というわけで一応ストレートで組み上がりました。色の再現度は結構高いですね。これにホイルシールを貼って塗り分けを再現するというわけです。今回は塗装とシールを併用して塗っていきたいと思います。













■塗装
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 ガンプラにはあらかじめ色再現用にホイルシールが付属されていますが、今回はこれも使いつつ塗装で再現でしていきます。全部使ってしまうとシールの厚みが気になるので、くぼんだ所やホイルシール特有の光沢や反射を利用したいところには便利です。

 塗装は非常に楽で、何と言ってもストレート組だけでもほとんどの色割りが再現されているので、残るのは顔、バァァァァルカン!!と胸のサプライヤーユニットにコアランダーのキャノピーぐらいのものです。拘るなら足の黒い帯やらなんやらも塗装しますし、面倒ならホイルシールで済ませてもいいと思います。

□メインカメラ
 まげのメインカメラは塗装しても良いですが、せっかく綺麗なホイルシールが付属されているのでこれを使う事にしました。台紙から剥して貼る付けるだけ。

□胸部パワーサプライヤー
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 ハイパーモード時の胸の開閉ギミックは再現されていて、その中に納まるパワーサプライヤーの周囲の色はイエローの指示ですが、今回はゴールドでアレンジしました。マスキングしてエアブラシで塗装しても良いのですが、今回はガンダムマーカーのゴールドで塗ってみようと思います。

 メタルカラーを綺麗に発色させるには塗膜が均一になる吹きつけが基本ですが、こちらのゴールドは瓶塗料のゴールドよりも粒子が細かく繊細な発色を可能にし、しかも筆塗りをしても発色への影響が少ないのです。塗装面が狭く複雑な形状だと、面一に塗った時の筆ムラも目立ちにくいので、今回の様なケースだと結構重宝します。色としては真鍮っぽくなるので、他にもバルカンやマシンキャノンのマズル等に使用しました。

 塗装時には中身を一度プラ板に少量絞り出し、面相筆で塗ってやりました。はみ出たところは綿棒に溶剤を吸わせて拭きとるか、デザインナイフやニードルで削ってやりました。塗装が終わったら乾燥させて中央の円形部品を塗り分けます。

□パワーサプライヤー中央
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 ここはインストによると、グリーン、レッド、シルバーの三色のホイルシールから選択とありますが、今回はこのRの効いた形状をなるべく生かしたいのでメタルレッドで塗装します。出来るだけ彩度を高く、奥深い輝きにしようと思います。




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 周囲のマスキングが必要ですが、丁度良いパンチがなかったので、このサイズの円形をマスキングテープから切り出すことが出来ませんから、本来この部分に張り付けるホイルシールの、台紙をマスキングテープの代用にして吹付を行いました。下地塗装にMrカラーブラック光沢を塗り、Mr.スーパーシルバー→クリアーレッド+クリアーオレンジのカラーをオーバーコートして塗装し、ドラクエっぽい仕上がりにしました。

□コアランダーのキャノピー
 ここはホイルシールでシルバーですが、なんかやすっぽいので光沢ブラックで塗装しました。

□帯
 各種ラインは墨入れにしては若干幅広いので、マスキングしてブラックを吹いています。もちろんガンダムマーカーを使っても良いとは思います。

■墨入れ
 墨入れには前回ご紹介したガンダムマーカーの墨入れ用を油性水性二種類に加えて、シャープペンと綿棒、それに電動消しゴムです。簡単フィニッシュでは基本的にプラに直接塗料を載せることになるので、クラックの原因となるエナメル塗料は基本的に使いません。ただし、ラッカークリヤー系でプラを保護している場合は遠慮なく使っても大丈夫です。

 墨入れマーカーの油性を使った場合にはみ出したり失敗した場合は消しゴムで落とすことが出来ますし、シャープペンの場合も同様です。水性マーカーであれば綿棒でふき取ってやれば問題なし。ちょっと頑固な場合は水をつけてやると早いです。タミヤカラーや水性ホビーカラーの溶剤はマイルドなので、これらを使って確実に落とすのも良いでしょう。

 
■トップコート
 トップコートはいつも通り水性ホビーカラーの艶消しクリヤーで行って完成です。





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 とこんな感じで。いやぁGガンダムはほんとに良いですねぇ。世代直撃だったので、組むときはあの名曲、「我が心 明鏡止水 されどこの掌は烈火の如く」をエンドレスで流していましたが、実に作業がはかどるはかどる。変に気取ってないのが好きです。放送当時は前評判から、長編化もしくはネタ切れによりついにバトルマンガへシフトしたのかと不安になったものですが、そんなことはなくガンダムで殴り合いをする発想は今もなおガンダム史に悠然と輝いています。できればまた他の国のガンダムファイターたちもキット化してほしいもんですね。

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Commented by moeru_otoko at 2013-03-06 00:19
ゴッドはやっぱいいなぁ。
Commented by さんぼ at 2013-03-07 18:29 x
>燃える男さん
 ガンダム史上でもっとも異彩を放つ機体の一つでもありますしねぇ。単品だと今一つ差が解りにくいかもしれませんが、組み上がった物を並べてみると、メカデザインの洗練具合が全然違いますしねぇ。
 キットにしてもシャイニングよりパーツは多いですが、組み易さも出来上がった後の見栄えもこちらの方が上です。
by sanbo_cho | 2013-02-19 22:38 | 模型 | Comments(2)

ひたすら模型*製作代行もやってます!


by さんぼ@塗装済完成品売却・納品完了