夏休み明けの女子ってなんかエロい

 穴を掘って着火した蝋燭を入れ、上からブラックさんぼです。こんにちは、こんばんは、ナマステ。ほんとに暑いですねぇ。日中は本当に焼かれているというのがそれらしい表現のように思います。





 さあ、夏の暑さも本格さを増すにつれて忙しさも比例してまいりましたので、本格的(?)な改造&塗装作品はそろそろ控えめにしなければならない、そんな感じがしてまいりました。そこでちょっと涼を取るような意味も込めてこちらを作成しました。





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バンダイHGUC1/144
RGM-79D ジム寒冷地仕様




です。夏にこれは季節感が無い!と思う方もいらっしゃるかと思いますが、まぁガンプラなんだからこの際なんだっていいじゃないかと言うことで作りました。
 寒冷地ジムと言えば、OVA作品「ポケットの中の戦争」にてサイクロプス隊が宇宙へ上がる連邦軍新型機の打ち上げを阻止するため、北極基地を奇襲攻撃する序盤のシーンで、基地防衛を担っていた機体でした。シチュエーションが実に素晴らしかったのを思い出しますが、同時にジムらしからぬ活躍ぶりを見せていたのも印象的です。
 寒冷地ジムそのものは、一年戦争期のジム系列の中でも後発の機体であり、コマンドバージョンの原点に近いという設定がなされ、寒冷地での活動を想定したいくつかの改修が施されていると言う事だそうです。
 
 今回はこの寒冷地ジムを特有の無機質なフォルムを生かした機械感に加え、寒冷地での活動を想定した拠点防御機をいくつかの小改造を加えて再現して行ってみようと思います。






■キットチェック


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 全体的なキットの出来はまぁまぁと言う感じで、構造もジムコマンドとほとんど同じですが、ウェポンや細部のデザインが微妙に異なっています。

■組立

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 まずはストレートに組み立て。パーツ数はそれほど多くはなく、左右同じ作業をまとめて行えるためにさくっと組み立てて70分程で完成。それなりにヒケがあるようなので、合わせ目消しを行ってペーパー掛けする際にゲートの処理も一括して行うようにしました。処理の必要がある合わせ目はこの段階で接着してしまうことにします。


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 武装のマシンガンはストックが腕に干渉して安定した保持が難しい状態です。手首の多重関節化もしくはマシンガン側の改造が必要でしょう。







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 ABSパーツなので合わせ目消しには専用のセメダイン製接着剤を使用。これ自体は玩具屋の模型コーナーやホームセンターの接着剤コーナーで手に入れることができます。だいたい300~400円ぐらい出せば一瓶買うことができます。モデルガンを作る時以外はさして大量に使わないので一度買って置けば当分持ちます。












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 頭部パーツは後ハメ加工をしても良いんですが、前回やったので今回はあえてマスキング塗装で行ってみようと思います。
件のバックパックもちょっと平面的な印象なのでこちらもディティールアップしてしまいます。各パーツには結構ヒケ等が多くでき、塗装もグレーを基調にするため入念な下処理が必要です。




■ディティールアップ
 随所のパーツはやはり1/144のジムと言う感じがしてどうにも見応えが無いので、これらのパーツにディティールアップを施してより機械的な印象を強めてやろうと思います。

□頭部アンテナの追加
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 頭部のアンテナは右側に一本オリジナルパーツがありますが、本数的にはジムコマンドと同じなので、もう少し通信能力を強化しているという設定を強調するため、次作のアンテナを追加してやろうと思います。

 0.5、0.3の真鍮と鉄線にを1.0㎜と0.6㎜の真鍮&アルミパイプに通して二段になったアンテナパーツを大小一個用意し、頭部左側に取り付けました。

□バルカン砲口の開口
 頭部の60㎜バルカン砲はバレルジャケット内側に0.4ピンバイスで開口しました。丸ごと真鍮パイプに置き換えても良いと思います。

□肩ジョインの追加
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 太めのシャフト一本で連結された腕ですが、脇の側に少しだけメカのディティールを追加して、装甲と装甲の隙間からジョイントが露出するような形にしてやりました。本来だとカバーとか掛かってそうですけどね。胴体側に固定するのであればパテで作成してもよさそうです。
 
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腕の取付基部のシャフト周囲4カ所にを開口して0.7㎜アルミパイプを差し込み、0.3㎜プラ板でリブのディティールを追加。可動範囲を損ねないよう肩関節とはあまり干渉しないようにしています。

□バックパック

a0087449_19571895.jpg バックパックはどうやら寒冷地オリジナルの仕様。ビームサーベルラックもジムシリーズ共通片側一カ所仕様。のっぺりしてディティールが甘いので、市販のディティールアップパーツを利用して回収。

 マイナスモールドは削り落として、コトブキヤの丸ノズルにプラペーパーの仕切りをつけたマルイチモールドで立体感をアップ。

 更にバーニアノズルの取付基部上部に、バンダイビルダーパーツのハッチセットからチョイスしたパーツを取り付けて密度と立体感を出しました。頭部アンテナもこのような形に。

□手首の換装
 手はバンダイ純正ビルダーパーツから1/144連邦軍用から、ウェポンの握り手、ゲンコツと平手を左右。




□胴体腰関節の追加

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 腰関節を軸に胴体側に取り付けるポリキャップで左右へ傾斜させることができますが、この関節を改造して可動範囲を拡張してやりました。
 元のポリキャップを取り外し、ジャンクパーツのボールジョイント受けのポリキャップを組み込みました。ジャンクパーツの幅が元のパーツよりも前後1㎜長いので、軸受けを0.5㎜ずつ削って取り付けています。パーツ事態は1/144で多用されている物なので、数を作ればそのうち集まります。受けに差し込むボールジョイントのシャフトはコトブキヤの丸ボールがジャストサイズです。写真は組み込み後の写真。

 このままでは腰と連結出来ないので、腰側を改造し、元の腰椎シャフトを切り取り、丸ボールのシャフト径に合わせて開口し自作ポリキャップを組み込みますが、ここで一工夫。

 これ使います。グルーガン。ホットメルト系接着剤などと言われる代物で、手芸などでよく使われてブローチ等を作ったりするんだそうです。昔は模型でも良く使われましたが、今では殆ど見かけませんね。ちなみにツールはダイソーの製品です。なんか見た目も怖いのでだましだまし使いましょう。若しくはホームセンターで買う。

 腰椎のスペースに少量充填して素早くシャフトをねじ込んで放置。2~3分冷却させて、はみ出た分はカッター等で処理して終了。
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 前後左右自在に屈曲することで柔らかいポ―ジングが可能になり、可動箇所の多い大スケールに一歩近づきます。

□フロントアーマーの分離とポリキャップの自作
 フロントアーマーは左右一体パーツですが、中央で連結するシャフトを切って、股間のチンコアーマーに連結します。この際に連結させる方法は実は結構あって、有名どころではシャフトに返しをつけて、後ハメ加工したチンコアーマーに装着すると言う方法や、開口部にスプリングパイプを通して連結する方法、あるいは取付位置を太ももにしてしまう等々。都合の良い物でやります。今回は自作ポリキャップ。充填して差し込むだけで、何の加工も要りませんので。

□パーツの裏打ち
 最近この辺の改造はここではあんまりやってませんが、今回はやってみましょう。小スケールキットだと潰れて何が何だかわからないし、大スケールでは見えるけどちゃんと再現されているしというのが主な理由ですが、何かのはずみに見えるとやはり目を引く部分なのは確かです。
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 パテがもったいないので、工作の際に出たプラ材のクズを瞬間接着剤で固めて芯にし、そこへポリパテを盛りつけて硬化させます。





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次にペーパーで平滑にした後、ペーパープラ板でディティールを拵えて、継ぎ目を消して終了。ケツのアーマーと腰椎の隙間は刻んだランナーを積めてパテ埋め。
 パーツの裏打ちと同時に、表側隅にある丸モールドを開口して、コトブキヤ丸一モールドを埋め込んでディティールアップしておきました。

□アンクルガードの合わせ目処理
 前回のジムコマンドではここを後ハメ加工して装着しました。今回は後ハメ加工をせずに、取り付けたまま合わせ目を消してやりますが、接着面が狭くて強度的に不安だったので、0.3㎜プラ板を張り付けて肉厚にしておきました。

□足首関節カバー
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 アンクルガードの内側には何もありませんので、足を前に突き出すと脛と足の間からポリキャップを含む足首関節が露出してしまいます。これは流石に正面から見える部分なので、足首のジョイントを泥や氷雪から保護するカバーを自作して隠してやろうと思います。

 木工用エポパテを適当に盛り付けて削り出し、そこへグンサンのエポパテを薄く持ってスパチュラやニードルで関節カバーのシワを再現しました。ほとんど見えない部分ですが、ちょっとやっておくと良いかもしれません。可動範囲の問題からあまり大がかりな物にはしていませんが、軟質素材のシートを自作してもっと大規模に足首を守った方が見栄えはすると思います。
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 なんで足首だけやねん!という話ですが、寒冷地ジムの膝関節には、ジムコマンドには無かった凍結防止のヒーターを内蔵するカバーが用意されています。どうやら特に重要な関節にのみこういった工夫がされているという設定のようで、他にも08小隊の陸戦型ガンダムに「熱砂戦線」で同じく防砂カバーを装備した状態が描かれましたが、その際も下半身にしか取り付けられていないような描写でした。酷い作画ミスもある作品なので断言はできませんが、全高の高いモビルスーツでは上半身が思いっきり泥まみれになる状況と言うのはあまりないのかもしれません。しゃがんでも10mはあるわけですから。
 ついでに足の裏にある噴射ノズルのディティールも切り取ってから、コトブキヤの丸ノズルの組み合わせで作り直しました。
 
 

□マシンガンの改造
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 マシンガンはステンガンによく似たパイプ銃。なんかこう時代を感じさせますね…。されはさておき、スライドストックを模した物の後端(バットプレート部)が腕と干渉して真っ直ぐ握ることができませんので、これを改造して安定した保持ができるようにします。
 元のバットプレート部の干渉部分を切り落とし、元々あった〇モールドを開口してアルミ線で作った折り畳み式パーツを取り付けました。MAC11とかに付いてるような、ああいう代物だと思ってください。100㎜マシンガンなんかでもこんなの付いてます。
 ついでにグレネードのバレルは開口して中に弾頭を模したディティールを、コトブキヤマルイチモールドで再現しました。フレーム後端部にもモールドを追加。
□シールドの改造
 シールドはエンブレムなしのガンダムタイプですが、裏側のディティールに対して表側が物凄くノッペリしています。別にこれがおかしいわけではありませんが、解りやすい「らしさ」のためにパネルラインを追加し、外枠四隅に小さな留め具穴を開けました。
 裏側には複雑狭い平面部に付き出しピンの跡がご丁寧にいくつか残っていますので、これを埋めてやろうと思いますが、こんな狭い範囲を綺麗に仕上げるのは面倒くさいので、着き出しピンの跡に、径に合うコトブキヤのマイナスモールドを貼ってしまいました。

□ビームサーベルの改装
 ビームサーベルはパーテイングラインの処理をした後、柄頭にコトブキヤマイナスモールドを貼って立体感をアップ。

■パネルラインの追加
 ディティールアップ作業は合わせ目けしを行うためパーツを接着した、その乾燥待ちの間にさくっとやっておきましたが、乾燥が終わったら次はパネルラインを追加してパーツの表面に情報を盛り込んでいきます。

 ズゴックとか旧ザクでやったので細かく書きませんが、大雑把に鉛筆等で下書きをしてデザインや個数を決めたら、採寸してプラ板からテンプレートを作り、それでビニールテープを切り出してニードルやエッチングノコで彫り込んでいます。掘った後はモールドの周囲のめくれをペーパーで均して終了。

 この作業の時にヒケの修正、つなぎ目やゲート跡の処理を行い、更にジム特有の直線で構成されたパーツのエッジを処理します。最近調べものをして初めてしりましたが、ガンプラのエッジがしばしばC面出しをされていたり、エッジが丸くなっていたりすることがありますが、これは通称バンダイエッジとか言う安全対策だそうですね。何やら安全基準がJISよりも厳しくて、ちょっとでも鋭利な部分は丸くしてしまうんだそうです。確かにあんまり角のあるパーツだと握ってる時に薄皮が少し裂けてたりしますからね。柔らかい子供の皮膚だとなお危ないんでしょう。

 
■パーツ洗浄
 削りかすやらなんやら付いていますので、特売で一本98円の中性洗剤で洗浄しました。一日乾燥させて塗装に移ります。

■サーフェイサー
サフは早く使い切りたいので、Mr.プライマーサーフェイサー1000を使用。これで一度合わせ目やヒケが完全に消えているかどうかを確認します。もし処理が不十分なところがあれば修正します。


■塗装
 さあ、塗装ですが、今回は降雪もある寒冷地ということなので、白い塗装にしたいと思います。真っ白だと味気ないので、ボックスアートのイメージに合わせて若干青と灰色がかかった白にします。使ったのは以下の塗料

本体白
グランプリホワイト(Mr.カラー)
グレイッシュブルー
ミッドナイトブルー
セールカラー
本体ダークグレー
ミッドナイトブルー
グレイッシュブルー
グランプリホワイト
本体赤
赤二号(Mr.カラーあずき色)
グランプリホワイトホワイト
ミッドナイトブルー
グレイッシュブルー

マシンガン
アイアン
ノズル、パイプ他
メタリックブラック
スーパーシルバー
ゴールド(調合=スーパーシルバー+クリアーレッド+クリアーオレンジ)

□白塗装
影塗装にはブラックとジャーマングレーを半々にした塗料を使用。本体白はキャラクターホワイトを足して明度を上げていくグラデーション塗装。ハイライト+トップで合計5段塗装。重ねるので希釈も塗膜も極薄で。

 本体グレーは下地塗装にジャーマングレー+ブラックの影塗装用の塗料を使用。こちらもキャラクターホワイトで明度を上げてグラデーション塗装5段。

 赤塗装はあずき色ベースの調合色で、下地は本体白、影塗装には本体グレーの物を使い、キャラクターホワイトで明度調整、グラデーションのハイライトで4段。

□細部塗り分け
 細かいディティールの塗り別けにはメタル系を使用して機械感をアップ。後の工程で曇らせて使用感を高めます。
□チッピング
 チッピングはMr.メタルカラーアイアンで。

□デカール
 デカールは市販のガンダムデカールから連邦軍用モビルスーツ対応品や艦船用から、そしてスケールモデルのあまりの寄せ集めです。タミヤマークフィットを使って定着。今回は半光沢及び光沢塗料なのでデカールの定着はかなりやりやすい状態でした。


□汚し:ウォッシング
 塗膜を保護してあります。一度に厚塗りすると色が滲んでしまうので注意が必要です。その後いつものウォッシング液でウォッシングを行いました。

□汚し:錆、雨だれ
 こちらはエナメルレッドブラウン、スモーク等で筆で描きこんだ後、ウォッシング液にてボカシ。

□汚し:ウェザリング
 タミヤウェザリングスティックのマッドとアースで足回りに泥を付着させ、エナメルカラーのバフで砂埃をエアブラシにて極々軽く。更にパステルの粉末を水で溶いた即席ピグメントで雪を再現。

□トップコート
 トップコートは水性ホビーカラーのトップコート艶消しを使いました。この際頭部メインカメラカバーも艶消しになってしまいますが、乾燥後に綿棒でカメラ付近を雑に拭き取ってやると、カバーに霜が付着したような状態になってよりそれらしくなると思います。
 最後の仕上げにエナメルクリアーを使って融解して流れ落ちた痕跡を少し描き込んで完成です。




 
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地球連邦軍陸軍所属
RGM-79D 寒冷地ジム 

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 膝関節は寒冷地用特殊装備で凍結防止対策が。氷雪を昇華させるらしいのですが、それではらしくならないので、少し潤いを追加しています。
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機体のデカールからは陸軍のどっかの部隊の3号機であること以外解りませんね。実機だと友軍であればすぐわかるような物だったりしますが。自作デカールができる環境であれば、もっと細かいマーキングをしたい所。いつになるか解りませんが、じっくり読めばどんな部隊かある程度想像できるぐらいのもにしたいところです。
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 個人的にこの面構えは、トリガーハッピーの印象がとても強いですね。組立に一日、合わせ目消しに乾燥時間10日を入れた11日、改造に三日、パネル割りに三日、塗装に二日、仕上げに一日でした。ヴィネット辺りにしてまた遊ぼうかと思ってます。今回はこんなところで。
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Commented by moeru_otoko at 2013-09-18 23:13
足首のカバー凄い好きな感じ。メーカーの紹介なんかもあっていいですね!
夏に処女が凄い減るってエロ漫画思い出したわタイトルで。
Commented by さんぼ at 2013-10-01 22:15 x
>燃える男さん
>カバー
 要するに和式便所の金隠しと同じ要領ですが、脛側の開口部を改造して、アキレス腱側にも装着して規模を大きくすればもっと自己主張が強くなるとは思いますし、思い切って汚れの判別がしやすい明るい色に塗装してみるのもいいかもしれせんね。
 ただ、潜水や水中機動も出来る気密性や耐候性のある機体に泥、砂対策のカバーにどれほど存在価値があるのか分からないと言う見方もできるかもしれませんけど。

>メーカー
ちょろっとその辺のお店に行ったら、割と何の変哲もないどこにでもあるツールを使ってるか解ると思います。
by sanbo_cho | 2013-07-13 20:42 | 模型 | Comments(2)

ひたすら模型*製作代行もやってます!


by さんぼ@塗装済完成品売却・納品完了