孤独のグルメを深夜枠放送って正気じゃない

 白樺の樹皮は良好なブラックさんぼです。どうもこんにちは、こんばんは、ブエノスタルデス!再放送を見ながら夜中に作業したりしますが、ほんとキツイよ五郎ちゃん!生姜焼き目玉丼とか滅茶苦茶美味しそうなんだもん。美味しい物ってのは、常に極上品ばかりじゃないんですよね、ホント・・・。


 8月はちょっと忙しかったので何もできませんでしたが、今回は簡単に一作消化してみました。というわけでいつも通りの模型記事なので、今回作成したのはこちら!



a0087449_18393726.jpg

バンダイ1/144 HGUCシリーズ
LM314V21 V2 GUNDAM

 
 F91から続く小型モビルスーツの両翼を担ったのがこのVガンダムでした。段々デザインが派手になって行ったのもこの時期だったと思いますが、個人的な主観によるところはともかく、土偶をモチーフにした特徴的な悪役や、車輪で走行するMA等これまでと違った方向性を打ち出したガンダムでもありました。それまでモノアイがジオンの系譜であり敵役の代名詞的な存在でしたが、それが“二つ目”になったのもこの時期のガンダムならではの魅力で、結構斬新でしたよね。そういえば、スパイラルゾーンってアニメでも車輪だけのバイクとか出てましたよねぇ。懐かしい。あれは何ていうのだろう。

 今となっては、F91のデナンゾンとかVガンのトムリアットは好きなデザインの一つですが、当時は「なんじゃこりゃ?」と思いましたが、後でプラモを買ってみるとそれほど悪くなかったりして、人間の感覚ってのは実にいい加減だなぁと思ったものです。たぶん、ガンダムの入り口が“ポケットの中の戦争”だったので、それほど“一つ目”に執着が無かったのも理由かもしれませんが。何せあのシリーズはモビルスーツ戦が殆ど描かれてませんから。同じように思われた人はきっと多いはず。

 今回は、前回のドムでギトギトのベタベタをやったので、フィギュアテイストで仕上げてみようと思います。スケールモデラーなので、作ってる本人は気に成りませんが、毎度同じでは芸が無いですから、違った雰囲気もやっておこうと思います。

追記:一部イメージの追加(10/06)




a0087449_2127527.jpg
■キットチェック
 機体のデザインとは裏腹に、ボックスは小ぶりでHGUCの1000円代のボリュームです。F91と並んで小型化の進んだ15m級モビルスーツとして有名ですが、18m級モビルスーツと比較して、実寸で3~4m身長が低いだけなのにこんなに小さくなるんですね。MSの設定とは別に、商業展開時のコストダウンも兼ねてたらしいのですけど、このサイズでそこそこ可動するので、細かいパーツが多くなって大変です。

 ヒジや膝が二重関節になっていたり、腰椎関節のボールジョイント化や、ショルダーアーマーに可動部位があったりと結構グリグリ動きます。こう言ったキャラクター物に徹したキットは、出来のいいアクションフィギュアのような感じで、是非動かすこと前提に製作してみたいですよね。

 今回は、基本工作のストレート組のみで、塗装はベタの万年で全塗装という簡単フィニッシュの1ランク上の仕上げ方法でやってみようと思います。簡単フィニッシュの部分塗装特有の、プラの下地の透明感が気に成る人にはお勧めだと思います。もう少し言うと、接着部分丸出しだと、10年もすれば周囲が徐々に黄色くなってくるんですよね。
a0087449_21265552.jpg
■組立
 とりあえずパチ組してみます。しかし、パーツが小さい!エッジが丸くなっているのがこの時代の特徴とはいえ、後でバラすにしてもとっかかりが少なくて苦労しますね。今回はストレート組なので、パーティングラインやゲート跡の処理は、この段階であらかた終わらせて4時間ほどで終了。ヒケが結構あったので、手こずりました。今回は別にこれと言った改造は無していません。





a0087449_2131126.jpg

 ちなみに、このキットには胸郭が分離して変形するコアファイターが別パーツでセットされてます。子供ながらに、「被弾面積の広い胸郭に剥き出しの脱出装置ってどうなんだろう」と思ったりもしました。途中から考えるのを止めましたけど。展示用スタンドは付属しません。




■基本工作:合わせ目消し
 胴体、脛や頭部等のパーツの合わせ目を消します。が、成形があまりよくない物を引いたのか、差し込みダボを切ってもパーツがきっちり噛み合わないところが多くてちょっと苦労しました。こういう時に部分塗装しなければならないとなるとちょっと厄介ですな…。瞬間接着剤で埋めるにしても、隙間の痕跡はよく見ると見えてしまいます。何せ塗装で消せないので。
a0087449_21333993.jpg
 そういう時に便利なのがこれ、余ったランナ―。カンナ削りして削り節を作り、接着剤と混ぜてパテにすると言う荒業で、ガンダムプラの色プラではとても有効です。ただ経年劣化で黄色くなるので、白いパーツよりは色の濃い部分でやると長持ちすると思います。

 ヒジ関節は2ピースになっていて、はめ込み後がくっきり出てしまうので、エポパテで埋めてスジ彫りを入れ直しました。恐らく、一体成型にすると肉厚になって大きくヒケてしまうからということなんでしょう。一応合せ目に該当すると思うので処理しました。

□ちょこっと改造
 接着剤が固まるまでの余裕で、特に大した手間が掛かるわけでもない部分に手を入れました。
□ブレードアンテナ
 頭の角は安全のために先端にプラの溜りがついているので、切除してシルエットだけでもシャープにしておきます。全体に削り込んでよりキレのあるディティールにしても良いと思いますが、今回は簡単にしたいので溜りを切除するだけにしました。

□後ハメ
 顔面のマスクパーツは、分割を変えて塗装してから組み込めるように後ハメ加工をしました。ここは一番細かく複雑なので、マスキング塗装よりは、分割を変えた方が早いんですよね。後で、瞬着で固定しちゃいます。そのままだとすんなりヘルメットに収まってくれないので、内寸を少しばかり削ってはめ込み易く加工しておきました。


□フロントアーマー
a0087449_21332792.jpg
 フロントアーマーは左右一体型なので、中央のシャフトの連結を解除して、独立可動するようにしました。どうやら定番改造のようなので、メーカーも多くの製品で分割前提のデザインにしてくれているんですかね。

□ビームサーベル
a0087449_21355322.jpg
 F91以降、ビームシールドの登場でガンプラにも大々的にクリアパーツが導入されましたよね。赤や緑に着色された透明プラパーツは、子供ながらに大分ウキウキしたものですが、後になってからプラモを本格的に組むようになると、これが頭痛の種になった人も多いのでは…。そう、見た目は綺麗ですが、安っぽいんですよね。
 というわけで、ちょっと弄ります。ペーパーやスポンジヤスリの目の細かいタイプで、ブレード部分を鍔元から切っ先にかけて、流れるように扱き倒して全体的に曇らせます。この状態で一度止めます。多少曇り具合にむらがあったとしても気にせず、塗装工程に丸投げします。もし、手元にラッカーかアクリル系の艶消しクリアーがあれば、この段階で艶を落とし、塗装工程で軽く着色してグラデーションをかけてやるとそれなりになると思います。

 しかし、なんですかこのビームハリセンは。形状については未だに理解に苦しみますが、MMOのバカアイテムみたいで好きです。被弾面積を広げた結果だそうですが、チャンバラトリオが開発に係っていたという噂が、あるわけないですよね。

■表面処理
 今回は出来る限り簡単にってことなので、表面処理は見える所だけにヒケの処理してやりました。他の傷も処理して消したら、サーフェイサーを吹いて塗装準備に入ります。

■サーフェイサー
 今回はグラデーションをかけずにベタ塗装で簡単に済ませるので、サーフェイサーはグレータイプで薄く吹いて傷チェックをした後、ベースホワイトを下地にして塗装準備しました。赤いパーツはベースホワイトに余った赤を適当に混ぜ込んでピンクサフにして吹いています。

■塗装
 今回使用した塗料は以下の塗料です。

白:キャラクターホワイト
青:キャラクターブルー
赤:キャラクターレッド
黄:キャラクターイエロー
灰:ガンダムカラーグレー2

 今回は簡単にしたいので、調合したり複雑なことはしません。本当は色々混ぜたりして小汚い感じにしたいところですが、それやってもあんまりピンとこない機体に思えるので、やっぱりこれで行きます。下地が白いので、明るい色から順番に塗ると作業は楽ですかね。明るい色で暗い色を塗りつぶすと結構手間なので。

□ドライブユニット
a0087449_21453478.jpg
 “背中のドライブユニットの内側をゴールドで塗れ!”と指示がありますが、そのまま吹きつけるには形状は複雑で、筆で塗るにはメタルカラーは面積が広くてちょっと面倒です。おまけに金色だけ残して周囲を隈取をした上に、外側のブルーは汚さないという制約が重なって面倒くさいわけですが、コイツは工夫してやりました。

まず、外側のブルーをすべてマスキングします。
次にゴールドの発色を助けるため黒で塗りつぶします。
続いてスーパーシルバー→クリアイエローの順番に吹いてオーバーコートのゴールド塗装。

 ここでこのゴールドを残して隈取を行いますが、そのマスキングがダルイです。テープを貼ってデザインナイフで切りぬくか、マスキングゾルを使って余分を切り取るか。トリミングが面倒くさいので、エナメル塗料を使います!これなら下地のラッカーを侵さずに簡単に塗料を落とすことが出来ます。ゴールドの部分だけ綺麗に拭き取るのが難しいので、この部分には、キット付属のホイルシールをマスキングテープに重ね張りし、このホイルシールの形状をそのまま切り出した特製テープでマスクしてやれば、ふき取り作業を大幅に簡略化できます。さらばホイルシール。
 

□ビームサーベル

a0087449_21472971.jpg クリアーパーツは組立の段階でペーパー掛けをして細かい傷をつけて曇らせてしました。このままでもそれなりなんですが、今回は蛍光ピンク+ホワイトをプラに直接吹いて透明感のあるビームを作ってみました。若干塗りむらを出して変化をつけてそれっぽくしました。ちゃちな感じも少しは軽減できたのではないかと思います。

□スミ入れ
 いつもはデカールを貼ってしまうところですが、今回はデカールもシールも碌に入ってないので、いきなり墨入れです。最近は墨入れにも便利なツールが増えて、タミヤの専用瓶塗料、グンサンのガンダムマーカーやシャーペン等とありますが、今回はいつも通り自作の塗料を使います。ただのエナメル塗装で出た廃液です。余った塗料を濾過して瓶に放り込んでるだけなんですが、これが結構便利です。ついでにエナメルの塗装ミス等も修正して、トップコート艶消しクリアーを吹いて完成です。



a0087449_22575452.jpg

 ロボット魂の如くかなりフィギュアっぽい感じになりましたねぇ。キットのディテールを楽しむには良い具合だと思います。さしずめ“モデラーのフィルターで漉してない”と言ったところでしょうか。作品好き同士で囲んで酔っ払いながら、ガンダム談義やプラモ談義する肴にいいかもしれんですね。

a0087449_2258519.jpg

 無骨なバックパックオンリーの背面から、推進ユニットとして羽が生えたり、超火力のビーム兵器がくっ付いたり。ビーム兵器に関しては、言わば「ガンダム界のかめはめ波」とか、「北斗剛掌波」とか「百歩神拳」みたいなものだったんでしょうね。
 世代だからってことなんでしょうけど、こうエッジの丸いモビルスーツってなかなかカッコイイですよね。特にガンダムタイプだと余計に“洗練されている”というイメージがあります。。悪役だとマッチョに見えるんですけどね。これはいよいよ是非ゾロアットとか買って組むべきでしょうか。古いシリーズでは出てるんだっけか。
a0087449_22581597.jpg

 うっかりアクションベースを切らしていたので、後日それに載せてグリグリ動かしてポーズをつけた分も撮影してアップしようと思います。もし二回以上見たい人は是非どうぞ。今回、重りを入れていないので、ウェイトが後ろにある分だけ、スタンド無しで生きの良いポーズ付けるのがちょっと難しいんですよね。申し訳ない。
a0087449_1891248.jpg


a0087449_1894711.jpg

 というわけで以上です。いやー疲れた。なんか疲れた。綺麗な仕上げって気を使いますね。ではまた次回に。
[PR]
Commented by ポックリさん at 2014-10-23 19:58 x
口さがない上から目線のコメントになることを予め謝っておきます(訳:予防線、張るよ!)。
前回のドムもそうなんですが、ハッタリの効いたポージングとか、どっしりした立ち姿が上達されましたよね。
(もともと構図力とかはすげーなーって思ってたんですが)
割と小型で華奢なイメージのあったV2がガッチリして見えるのはモデルの造形のせいだけじゃないはず。お見事です。

あと、ビーム兵器の塗りがアニメの彩色設定っぽくてそこらのちょっとお高いフィギュアより好きです。
Commented by sanbo_cho at 2014-10-27 18:12
>ポックリさん
お褒めにあずかり光栄です!いつも貴重なご意見を下さるおかげだと思って感謝しております!

ドムもそうでしたが、V2の可動箇所と範囲が結構広くて自由なポーズを付けやすいと思いました。ウェイトバランスの都合から大胆な動きはスタンドが無いと後ろへ引き倒されてしまって難しいのですが、スタンドを購入してドムも今回も壊すぐらいのつもりで動きをつけて見ました。

ビーム兵器は非常に悩みました。ライフル付属のグレネードランチャーの裏打ちも省くぐらいの簡単工作なので、説明書の指定カラーを配合通りに作って、それを万年塗りするのが趣旨としては適当なのでしょうが、面白くはないので、箱絵やアニメーションの作画のような“それっぽさ”が出ればと思ってちょっとだけ工夫してみました。
by sanbo_cho | 2014-10-05 23:13 | 模型 | Comments(2)

ひたすら模型*製作代行もやってます!


by さんぼ@塗装済完成品売却・納品完了