体に悪い物ほど美味い


新鮮な象の糞を絞ると中から、さんぼです。こんにちは、こんばんは、ボレダ!なんだか急にキングコング対ゴジラが見たくなっています。確か怪獣タコのシーンでは本物の活ダコ使ってるんですよね。



ガンプラも製作していますが、もう少し掛かりそうなので、今回はシンプルなヴィネットをご紹介したいと思います。


メインに使用したキットはこちら

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ドラゴンモデル 1/35スケール
PANZERGRENADIER ITALY 1943-1945 GEN 2

1943年から45年にかけてのイタリア戦線で活躍した、ドイツ軍装甲擲弾兵をテーマにしたキットです。メーカーはフィギュアで有名な香港の「ドラゴンモデル」さん。

装甲擲弾兵とは、要するに歩兵を装甲車に乗せて戦車と協力できるように編成されたアメリカの機械化歩兵の「ドイツ軍版」です。

擲弾兵は、昔は特殊な兵器だった手榴弾を扱う兵士の事でしたが、20世紀までに誰でも使える武器となると、勇敢な兵士を表す名誉称号として受け継がれて、現在でもドイツ連邦軍や英軍近衛の中にもその名残が見られます。


しかし、名前が格好良過ぎですよね。だって「装甲擲弾兵」ですよ?

今回はこのセットからフィギュアを一体拝借して、ヴィネットを作ろうと思います。フィギュアだけでもミニジオラマは作れると思うので挑戦してみましょう。






■キットチェック
因みに「どこがイタリア戦線やねん?」というと、服装です。温暖な地域に合わせて野戦服の生地がイタリア製コットンだったり、色がダークイエローだったりするそうです。正直、言われても判らん。

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また、ゲートル無着用でズボンの裾を弛ませて履いている兵士がいますが、ノルマンディー上陸作戦が開始される44年6月6日直前にこの履き方の禁止令が出たそうなので、それ以前ではないかとも思われます。まぁルール無視した人かもしれませんので、細かい事は気にせんでもええでしょう。

箱絵はタミヤさんの濃密な描き込みと比べると、どうしても随分シンプルで物足りなさを感じます。少し前までは顔もアジア人みたいでしたが、最近はずいぶんマシなりました。

ところがフィギュアの出来はかなり進歩しています。4体入りで1700円↑とは良い値段ですが、タミヤさんの同価格帯のキットよりパーツが細分化されてボリュームがあります。


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装備品は可動部分を別パーツ化して選択可能にし、銃器ではボルト後退させたり、フィードカバーを開放したりできますし、ポーチ類も蓋の開閉が選択できます。

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細部の造り込みもなかなかで、なんと編上げ靴のソールの鋲やポーチ裏のベルトループまで再現されるという凝りっぷり。

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フィギュアのパーツ分割も細かく、小銃のスリングやエポレット等を再現するエッチングパーツまで付属してイタレリ尽くせりです。
昔はプレミアム版でしかやってなかった気がするんだけど、どうでしたっけ。何にせよ使い勝手の良いキットで、割と本気でフィギュアも弄りたい人向け」と言う感じですね。

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■製作
フィギュア一体だけで車輛も何にもありませんので、舞台の演出にはアクセサリーパーツとスクラッチ品で対応して行くことにします。ミニアートさんの建物とか買うと高いんで・・・・・・。

□フィギュア
a0087449_01290449.jpg今回はフィギュア単体のヴィネットなので、椅子に座った機関銃手を単体でも様になりそうな狙撃兵に改造しました。

腰回りの装備品は自分が狙撃兵になったつもりでチョイスしました。補給で戻った時に飯盒が無いと給食を受け取れないんじゃないか?とか、いろいろ考えます。

狙撃銃はタミヤさんのドイツ軍小火器セットからです。スリングはガチャガチャ煩いので外した状態で再現し、ティッシュペーパーから切り出した帯でカモフラージュテープを巻き、質感を出すために溶きパテでコーティングしました。ストックまで巻いた方が良かったかな?

小銃のカモフラージュをする前に、厚紙でダミーを作って様子を見ました。









□小物
ドラゴンのキットに付属している小物類も大変出来が良いので、外した状態で転がせばオブジェクトとして活用する事もできます。気が効いてますよね……。まぁ高いんですが。


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他にもずらずらっと小物を並べておきます。今回はタミヤとバンダイの回し者でない事を示すために、海外メーカー製品を多めに使いました。写真は自家製ガレキです。

だって色んなメーカー知ってんだぞぉ!

▽フィギュア、装備品
ドラゴンモデルキット付属品
タミヤ模型アクセサリーパーツセット
▽その他小物
カスタムディオラミクス
リアリティーインスケール
レジンキャスト製自家製ガレージキット

□建物―外壁
外壁にはホームセンターで売られているPOP製作用スチレンボードの中でも、食い付きも良く、何かと使い勝手が良いカラー紙張りを使いました。色はこれしかなかった薄青色です。床板は工作用バルサシートから帯板を切り出して板張りの雰囲気を再現ています。

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破損個所は大まかに切り出した後で手でバリバリ割ったり千切って自然な感じにしました。


組み立てが終わったら表面にゴールデンのモデリングペーストとパテを使ってテクスチャを入れ、ベースホワイトで下地を作ります。後でこの白を生かして塗装します。

瓦礫は鉄道模型用のバラストに加え、ダイソーの線香立ての砂利と自作の石膏ボードを砕いた物を混ぜて使いました。定着剤はモデリングペーストと薄めた中性洗剤を混ぜて作っています。


■塗装
□小物
小サイズ故に小物とフィギュアに視線が集中するので、出来るだけシャープさを維持するために全てエアブラシで塗装します。
色を替える時は、用具をいちいち丁寧に洗わないようにしています。こうすると使った色が全て混ざって濁るので、全体的に調和のとれた発色になります。

同様に塗料皿もウェスで軽く拭くだけにして、次々に色を突っ込みました。
なので色見本通りの発色には絶対になりませんで、正直言うと「どこそこのメーカーの色が良い」とか他のモデラーさんが仰る事が全然ピンと来ないんですよね……。

□フィギュア

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フィギュアはタミヤエナメルカラーで筆塗りします。色味はドイツ軍装備のコレクターでもあるシュタイナーさんのHPで確認させて頂きました。

ただ、野戦服って汚れるし、洗濯するし、日に焼けるしで短期間で色がかなり変わっちゃいますから、幾ら再現性に拘ってもあんまり意味がないと思うので、“だいたい”で良いんじゃないでしょうか。


まずは影色をエアブラシで真下から吹いて影塗装します。
次にエナメルカラーを筆を使って基本塗装します。どの色にもバフ、デッキタン、デザートイエロー等を混ぜて濁らせ、明暗をつけて塗装します。
最後にデッキタンでドライブラシをし、艶消しクリアーでオーバーコートしたらウォッシングとトップコートで完成です。

□建物
a0087449_00595907.jpg床板をコピー用紙の切れ端でマスキングしてエアブラシで塗装します。ベースホワイトの白を利用し、明るい色から下地が透けるように塗って暗い色を後から載せる「白立ち上げ」で塗ります。

市販キットの建物は下地が石膏やスチレンボードの白だったりする事もあるので、これを使うと質感も出やすく、作業も早いのです。今回は下地が薄青だったのでベースホワイトで塗りつぶしました。

色はバフ、デッキタンをベースに調合し、カーキやRLMグレーで明度を落としました。基本的にスケールモデルでは黒を使わないようにしていますね。

フィギュア同様、ドライブラシとウォッシングを行い、ウェザリングをしたら完成です。
ダイソーのトールタイプのフィギュアケースに合わせて作ってので、そのまま収めて展示することができます。完成写真では見辛いかもしれませんが、土台だけ写りこんでいます。





~孤狼~
Einzelkämpfer in ITALY 1944

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ドイツ人のオッサンが煙草吸ってるだけのヴィネットなんですけども、フィギュアセットの一体だけでも格好良く飾れたらお買い得で良いんじゃないでしょうか?
今のエキサイトの仕様がクソ使い勝手悪いんですけども、これに懲りず次回も頑張って作ろうと思います。信じられないぐらい性能落ちてますよエキサイトさん!ではまた!

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by sanbo_cho | 2016-12-12 01:35 | 模型

ひたすら模型*製作代行もやってます!


by さんぼ@塗装済完成品売却・納品完了